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【海洋散骨をお考えの方へ】心を込めて御供養するために:大切なペットの火葬について

お手をする犬

海洋散骨を通じ、終活や墓じまいをサポートしている湘南海洋葬です。このブログでは、海洋散骨にまつわる知識や最新情報のほか、お客様から寄せられた疑問や質問、実際に行った方の声などをご紹介します。逗子市にある仏具店「佛縁堂あみりと」(逗子郵便局向かい)に相談窓口を設け、専任スタッフが疑問や不安にお応えしていますので、お気軽にご相談ください。今回のテーマは前回に引き続き、「ペットの火葬について」です。


火葬と葬儀の手配

家族同然の存在だったペットが旅立った後、私たちを待っているのは悲しみと共に火葬という現実的な手続きです。火葬の選択肢を知り、それを元に葬儀社に予約をすることは、愛するペットへの最後の礼儀とも言えます。ここでは、火葬の種類の選び方から手続きの流れについて、その詳細を解説していきます。

火葬の種類を選択する

ペットの火葬には主に「個別火葬」と「合同火葬」の2種類があります。どちらを選ぶかはペットへの想い、家族の希望、経済的な事情など、様々な要因を考慮して決めます。

個別火葬
ペット一体だけを火葬するため、最後のお別れをゆっくりと行うことができます。遺骨をすべて受け取ることが可能です。他のペットと混ざることなく火葬されるため、遺骨を持ち帰って自宅に安置したり、納骨堂に納めることができます。費用は合同火葬に比べ高額になる傾向にあります。

合同火葬
複数のペットを一緒に火葬するため、個別火葬に比べて費用が抑えられます。遺骨は葬儀社が一括して処理するため、個別に受け取ることはできません。共同墓地への埋葬や海洋散骨など、葬儀社によって提供されるサービスが異なることがあります。

葬儀社の選定と予約

火葬の種類を決めた後は、ペット葬儀社を選び、予約を入れる必要があります。かかりつけの動物病院やインターネット、口コミ情報などを基に信頼できる葬儀社を見つけましょう。選定の際には、以下の点を確認してください。


・火葬場が衛生的かつ法令を遵守しているか

・葬儀の流れや費用について明瞭に説明してくれるか

・個別火葬の場合、ペットとの最後の時間を過ごせるプライベートな空間があるか

・アフターケアや追加サービスが充実しているか

予約時には、ペットの種類や大きさ、火葬を希望する日時などを伝えます。また、葬儀社によっては事前に見積もりをしてもらえることもあるため、予算内での手配が可能かどうかを確認しましょう。

火葬の流れと必要な手続き

予約が完了すれば、ペットの火葬に向けた準備が始まります。具体的な流れは以下のとおりです。

ペットの引き取り
葬儀社によっては自宅までペットを引き取りに来てくれる場合もあります。その場合、指定された時間にペットをタオルや毛布で包んだ状態で準備しておきます。

火葬場での手続き
火葬場に到着したら、最後のお別れを行うことができます。個別火葬の場合は、ここで改めてプライバシーを重視したお別れの時間を設けることができます。手続きには、必要な書類への記入や料金の支払いが含まれます。ここで火葬に関する最終的な確認を行います。

火葬の実施
葬儀社のスタッフがペットを火葬炉へと運びます。合同火葬の場合、他のペットと共に炉に入れられます。火葬中は待合室で待機することになりますが、個別火葬では進行状況を見学することが可能な場合もあります。

遺骨の受け取りと納骨
個別火葬の場合、火葬後には遺骨を受け取ることができます。骨壷に納められた遺骨を家族が持ち帰り、自宅に安置するか、遺骨を納める場所に移動します。遺骨は家族のもとに残すことも、永代供養など他の形で供養することも可能です。葬儀社によっては納骨サービスも提供しており、その場合は事前に相談が必要です。

以上が、ペットを亡くした際に行う火葬の選択から葬儀社予約、火葬の流れまでの主な手続きです。次回のブログでは、遺骨の取り扱いについての細かな選択肢と、それに付随する家族との話し合いについて詳しく見ていきましょう。

外を眺める猫

最後までお読みいただき、ありがとうございました。このブログを読んだ方は、散骨や墓じまい、終活などに興味関心がありインターネットで検索されたものと思います。ただ、終活やお墓のお悩みは百人百様です。「こうすれば良い」という一律の答えはなく、インターネットを検索したり、本を読んだりしてみたものの選択肢が広がって逆に迷ってしまい、なかなか具体的な行動に移せない方が多いのではないでしょうか。

湘南海洋葬では、仏壇・仏具に関するご相談も受け付けております。相談窓口を設置している「佛縁堂あみりと」では、現代のリビングや暮らしに合う位牌を取り揃えており、実際に見ていただくことができます。電話のほか相談窓口でのご相談も随時受け付け、終活カウンセラー資格を持った専任スタッフが疑問や不安にお応えしています。地域の石材店さんや墓じまいが専門の行政書士の先生と連携しているため、「墓じまいをしたいが、お寺とトラブルになった」といった場合もサポートいたします。 ご供養は亡くなった方はもちろん、今を生きる私たちのためのものでもあります。現代の暮らしにあった形で、一人でも多くの方が納得いくご供養の形を見つけられるよう、お手伝いできればと考えています。

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