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【海洋散骨をお考えの方へ】いざという時に困らないために:現代の多様化するお葬式について知るべき事前知識


海洋散骨を通じ、終活や墓じまいをサポートしている湘南海洋葬です。このブログでは、海洋散骨にまつわる知識や最新情報のほか、お客様から寄せられた疑問や質問、実際に行った方の声などをご紹介します。逗子市にある仏具店「佛縁堂あみりと」(逗子郵便局向かい)に相談窓口を設け、専任スタッフが疑問や不安にお応えしていますので、お気軽にご相談ください。今回のテーマは、「現代の多様化するお葬式」です。


現代の葬式に対する変化とその背景

コロナ禍を経験した現代社会では、「死」と「葬儀」に対する意識が以前とは大きく変わりました。NHKの報道によると、大手葬儀会社の調査で、葬儀の簡素化や小規模化が進んでいる一方で、「弔い不足」を感じる人が少なくないことが明らかになっています。特に、コロナ禍での制限により、家族や親しい人々との「悔いのない別れ」が難しくなっている現状があります。さらに、読売新聞の報道によれば、首都圏を中心に火葬場不足が問題となっており、通夜までに1週間待つケースも出ています。これらの変化は、社会の高齢化と都市部での施設不足が深刻化していることを示しています。

葬式の多様化とその影響

葬式の形態は、従来の一般葬から家族葬、一日葬、直葬など、より多様化しています。大手葬儀会社の調査では、これらの簡素化された葬儀形式が、初めて一般葬を上回ったことが分かっています。しかし、この多様化の裏では、遺族が感じる「弔い不足」や後悔の問題が浮かび上がっています。45%の人々が葬儀後に弔い不足を感じており、その主な理由として、故人の希望を十分に聞けなかった、親族や知人の把握が不十分だった、近隣の葬儀社への依頼の安易さなどが挙げられています。これらは、葬儀での後悔を生む大きな要因となっています。

葬式に対する新たなアプローチ

後悔しないための「お見送り」とはどのようなものでしょうか。葬儀に関する事前の知識習得や、大切な人との死に関する話し合いが重要です。同様の調査では、「事前に葬儀に関する知識を得ていた人」の方が、より満足度の高い見送りができることが示されています。さらに、葬儀は故人のためだけでなく、遺された家族が死を受け入れ、悲しみを癒すためにも欠かせないものです。葬儀事情に詳しいジャーナリストは、「葬儀は故人のためだけでなく、残された家族が死を受け入れ、悲しみを癒すために欠かせない」と述べています。

今回のブログでは、現代の葬式に対する変化、多様化の影響、そして後悔しないための新たなアプローチについて、読者が持つ疑問やよくある質問を踏まえながら解説しました。葬式は時代と共に変化し、それに伴う新たな課題も浮かび上がっていますが、故人と遺族の想いを大切にした葬儀の実現が、これからも求められています。

数珠を持つ僧侶

最後までお読みいただき、ありがとうございました。このブログを読んだ方は、散骨や墓じまい、終活などに興味関心がありインターネットで検索されたものと思います。ただ、終活やお墓のお悩みは百人百様です。「こうすれば良い」という一律の答えはなく、インターネットを検索したり、本を読んだりしてみたものの選択肢が広がって逆に迷ってしまい、なかなか具体的な行動に移せない方が多いのではないでしょうか。

湘南海洋葬では、電話のほか相談窓口でのご相談も随時受け付け、終活カウンセラー資格を持った専任スタッフが疑問や不安にお応えしています。地域の石材店さんや墓じまいが専門の行政書士の先生と連携しているため、「墓じまいをしたいが、お寺とトラブルになった」といった場合もサポートいたします。 ご供養は亡くなった方はもちろん、今を生きる私たちのためのものでもあります。現代の暮らしにあった形で、一人でも多くの方が納得いくご供養の形を見つけられるよう、お手伝いできればと考えています。

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