海洋散骨を通じ、終活や墓じまいをサポートしている湘南海洋葬です。このブログでは、海洋散骨にまつわる知識や最新情報のほか、お客様から寄せられた疑問や質問、実際に行った方の声などをご紹介します。逗子市にある仏具店「佛縁堂あみりと」(逗子郵便局向かい)に相談窓口を設け、専任スタッフが疑問や不安にお応えしていますのでお気軽にご相談ください。今回は「無縁時代」のお墓と海洋散骨について考えてみたいと思います。
ここ最近、お墓関連の報道が増えるのに合わせて、海洋散骨という言葉も目にすることが増えてきました。『週刊東洋経済新聞』4月13日号では、「無縁時代のお墓新常識」と題した特集が組まれています。
読んでみて興味深いのが、国内で亡くなる人は右肩上がりなのに、お墓は余っているという現象が起きている点です。心理的・経済的な理由などが要因と見られますが、この流れに拍車をかけたのがコロナ禍という指摘も見逃せません。他県への移動が制限された経験をきっかけに、今後の維持管理について考える人が増えたのでしょう。厚生労働省の「衛星行政報告例」によると、2022年度の改葬件数は前年に比べて1.3倍とそれ以前の推移と比べても急増しました。
その一方で注目を集めるようになったのが海洋散骨です。クルーズ船をチャーターし、親しい人たちと故人様の思い出を共有しながら散骨して花を手向ける乗船散骨の体験は非日常的であり、「明るく笑顔で見送ってほしい/見送りたい」という方にはぴったりの葬送です。これまで湘南海洋葬で散骨を実施された方からは一様に「散骨にしてよかった」との感想をいただいています。また、委託散骨は故人様や家族の負担が少なく、「骨は海に撒いてほしい」という最期の願いを叶えることが可能です。乗船散骨は天候に左右され日程調整が難しく、高齢の方や足の不自由な方にはおすすめできません。湘南海洋葬では委託散骨の様子を収めた動画を無料でお送りしており、「当日の様子がわかってよかった」とご好評いただいています。
「地縁」や「親縁」の希薄化が進む「無縁時代」では、様々な選択肢が登場し、個人の意思で選択することができます。そのうちの一つである海洋散骨は、現代の多くの方にとって魅力的な選択肢だと考えています。私(関口)自身、その時が来たら子どもの頃から慣れ親しんでいる湘南の海に散骨してほしいと考えています。
相談窓口では、相談者様の思いや家族関係、お墓の状況などに合わせて様々な提案をさせていただきます。情報提供を通じて、一人でも多くの方が納得のいくご供養の形を見つけるお手伝いができればと考えております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。このブログを読んだ方は、散骨や墓じまい、終活などに興味関心がありインターネットで検索されたものと思います。ただ、終活やお墓のお悩みは百人百様です。「こうすれば良い」という一律の答えはなく、インターネットを検索したり、本を読んだりしてみたものの選択肢が広がって逆に迷ってしまい、なかなか具体的な行動に移せない方が多いのではないでしょうか。
湘南海洋葬は、逗子葉山地域を中心に湘南エリアで海洋散骨を行なっているほか、様々なタイプの樹木葬や永代供養墓をご紹介しています。電話のほか相談窓口でのご相談も随時受け付け、終活カウンセラー資格を持った専任スタッフが疑問や不安にお応えしています。地域の石材店さんや墓じまいが専門の行政書士の先生と連携しているため、「墓じまいをしたいが、お寺とトラブルになった」といった場合もサポートいたします。 ご供養は亡くなった方はもちろん、今を生きる私たちのためのものでもあります。現代の暮らしにあった形で、一人でも多くの方が納得いくご供養の形を見つけられるよう、お手伝いできればと考えています。