「海洋散骨をしたいけれど、何月頃に行うのが一番いいですか?」という質問をよくいただきます。お墓への納骨であれば、四十九日や一周忌などに合わせることが多いですが、自然の海を相手にする海洋散骨は、「季節や天候」が出航の可否を大きく左右します。もちろん、雨が降っては出港できません。今回は、相模湾・湘南の海を知り尽くしたプロの視点から、散骨に最適な時期や、それぞれの季節のメリット・デメリットについて詳しく解説します。
相模湾の海洋散骨で最もおすすめな季節
結論から言うと、湘南エリアで海洋散骨を行うのに最もおすすめな時期は「春(4月〜5月)」と「秋(10月〜11月)」です。
春のメリット: 気候が穏やかで、船上では心地よい潮風を感じられます。また、海が比較的穏やかな日が多く、欠航(延期)になる確率が低いのも大きなメリットです。
秋のメリット: 夏の台風シーズンが過ぎ去り、大気が安定する時期です。空気が澄んで天気の良い日には相模湾から富士山がきれいに見える日も多いです。
夏と冬に行う場合について
- 夏: 青い海と空が広がり、海が大好きだった故人様を見送るには最適な季節ですが、「熱中症のリスク」と「台風による急な延期」に注意が必要です。台風はうねりを伴うため、上陸前後も数日間出港できないことがあります。スケジュールに余裕を持って計画することが大事になります。
- 冬: 空気が澄んでいて一年を通して最も富士山が綺麗に見える時期です。また、波風も他のシーズンと比べて穏やかな日が多いです。注意したいのはやはり寒さ。しっかりと防寒対策をして乗船する必要があります。ただ船にはキャビンがあるので、移動中に凍えるということはございません。ご安心ください。
命日に合わせるべき?天候を優先すべき?
「故人の命日に散骨してあげたい」というお気持ちはとても大切ですが、海が荒れてしまうと安全のために延期せざるを得ません。海洋散骨においては、日にちにこだわりすぎず、参列されるご家族の体調や、スケジュール、海の穏やかな季節を優先して日程を組むのが、結果として良いお別れにつながります。私どもではいつも「第一希望日に実施できる確率は50%程度と考えてください」とお伝えしています。
出港日の3日ほど前に天気予報を共有し、前日に実施可否のご連絡を差し上げます。仮に出港できなかった場合、その時点で次のご予約をお取りいただけます。事前に複数の日程を抑えることはできませんことご了承ください。天候による延期については一切追加費用はかかりません。
自然の海が相手だからこそ、季節選びはとても大切です。とはいえ、湘南海洋葬ではどの季節であっても、国へ届出を済ませた安心の船舶を使用し、船長が毎日の気象・波のデータを徹底的にチェックして安全第一で運航しています。
「家族のスケジュールに合わせて、秋頃に行いたい」「命日に近い日程で海の穏やかな日を選びたい」など、時期のご相談についても逗子の店舗でいつでも承っております。当日の流れを交えながら最適な日程をご提案しますので、お気軽にご相談ください。