海洋散骨を通じ、終活や墓じまいをサポートしている湘南海洋葬です。このブログでは、海洋散骨にまつわる知識や最新情報のほか、お客様から寄せられた疑問や質問、実際に行った方の声などをご紹介します。逗子市にある仏具店「佛縁堂あみりと」(逗子郵便局向かい)に相談窓口を設け、専任スタッフが疑問や不安にお応えしていますのでお気軽にご相談ください。今回は「無縁時代」のお墓と海洋散骨について考えてみたいと思います。
私ども湘南海洋葬では、委託散骨(散骨代行)でも様々なご要望をお引き受けしております。例えば、「故人の好きだったお酒をまいてほしい」「いつも世話していたお庭のお花を一緒に海へ」といったものです。自然に還るものでしたら、基本的にお引き受けしております。ただ、環境への負荷を考慮し、飲料は350ml以下のもの、お花は茎を取り花びらだけにした状態をお願いしております。詳しくは個別にご相談させていただけたらと存じます。
これに関連し、先日、お手紙に関するご要望を2組のお申込者様からいただきました。
1組目様は墓じまいをし、お骨を委託散骨する方でした。ただ、埋葬後50年ほど経過している骨壷もあり名前など手掛かりになるものがなく、どの骨壷がどの故人様のものかわからないものものが複数ある状態でした。
そこで、「水溶性紙にお包みする際にはそれぞれ『ご先祖様』と記載し、別途、埋葬証明書に記載のあったご先祖様全員のお名前を水溶性紙に記入してほしい」というご要望を承り、散骨式に際し海へ投入させていただきました。お申込者様の「海洋散骨を通じ、ご先祖様をしっかりとご供養したい」というお気持ちに、私たちも襟を正す思いでした。
別の方はお申し込み時にその場で素敵な絵を描かれました。お申込者様のお祖母様の散骨に際し、「一緒に海に投げ入れてほしい」とお預かりしたものです。

スタッフ一同、思わず「プロの方ですか?」と思わず聞いてしまったほど素敵な一枚です。このキャラクターは申込者様が幼い頃から描いていたもので、ご家族内ではお馴染みの絵とのことでした。桜の花やカモメの姿も盛り込まれており、故人様に対する想いのこもった作品に胸がじんと熱くなりました。
私どもでは、委託散骨を実施する際に動画を撮影しており、ご希望者様にデータを無料でお渡ししています。そのため、こうしてお預かりしたものが故人様と一緒に海に入っている様子を確認できるのが特徴です。
委託散骨や散骨代行と聞くと、少し申し訳ないような、引け目を感じるようなこともあるかと存じます。ただ、こうして故人様のことを想うことでご供養に繋がり、ご家族様も新たな一歩を踏み出せるものと考えます。
委託散骨に関するご要望やアレンジなどはお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。このブログを読んだ方は、散骨や墓じまい、終活などに興味関心がありインターネットで検索されたものと思います。ただ、終活やお墓のお悩みは百人百様です。「こうすれば良い」という一律の答えはなく、インターネットを検索したり、本を読んだりしてみたものの選択肢が広がって逆に迷ってしまい、なかなか具体的な行動に移せない方が多いのではないでしょうか。
湘南海洋葬は、逗子葉山地域を中心に湘南エリアで海洋散骨を行なっているほか、様々なタイプの樹木葬や永代供養墓をご紹介しています。電話のほか相談窓口でのご相談も随時受け付け、終活カウンセラー資格を持った専任スタッフが疑問や不安にお応えしています。地域の石材店さんや墓じまいが専門の行政書士の先生と連携しているため、「墓じまいをしたいが、お寺とトラブルになった」といった場合もサポートいたします。 ご供養は亡くなった方はもちろん、今を生きる私たちのためのものでもあります。現代の暮らしにあった形で、一人でも多くの方が納得いくご供養の形を見つけられるよう、お手伝いできればと考えています。