海洋散骨を通じ、終活や墓じまいをサポートしている湘南海洋葬です。このブログでは、海洋散骨にまつわる知識や最新情報のほか、お客様から寄せられた疑問や質問、実際に行った方の声などをご紹介します。逗子市にある仏具店「佛縁堂あみりと」（逗子郵便局向かい）に相談窓口を設け、専任スタッフが疑問や不安にお応えしていますので、お気軽にご相談ください。今回のテーマは、「海洋散骨のメリットとデメリットを考える」です。
散骨とは
海洋散骨は、故人の焼骨を祭祀の意味を持ちながら海上に撒く行為を指します。多くの方が、死後に自然に還る願いや海での永眠を望んでいます。また、お墓に関する様々な悩みや希望に対する解決策としても注目されています。具体的には、船上から、あるいはヘリコプターやセスナ機を用いて高空からの散骨が行われます。
散骨のメリット
- 費用面での優位性:
既存の墓がない場合や将来の遺骨の処置を検討する際、海洋散骨は他の方法と比べて経済的に有利です。標準的な墓の価格と比較して、海洋散骨はコストが低いというデータがあります。さらに、維持管理費も不要です。 - 次世代への負担軽減
「家族に墓の管理を任せたくない」という願いを持つ方には、海洋散骨が適しています。近年では、継承者のいない墓地の選択も増えてきましたが、散骨は遺族の心の負担も軽減します。 - 環境への配慮
自然葬としても知られる海洋散骨は、環境問題を考慮した埋葬方法として注目されています。霊園開発や都市型納骨堂は持続可能性に疑問が持たれる中、海洋散骨は地球環境に配慮した方法として評価されています。
海洋散骨のデメリット
1. 遺骨が元の場所に戻らない
海洋散骨を選択する際の懸念として、遺骨を一度海に納めると、元に戻せない事実があります。そのため、「手元供養」という方法で、遺骨の一部を保持する選択があります。小さな骨壺やケース、アクセサリーに遺骨を納めることや、遺骨を宝石に変えることも可能です。分骨は合法で、近年多くの人がこの方法を選択しています。
2. 墓参りが制限される
多くの海洋散骨を選ぶ方は、墓を持たない選択もしています。このため、伝統的な墓参りが難しくなります。特別な日や節目の際、故人を偲ぶ場所や時間が求められます。物理的な墓がなくても、家庭の仏壇での手向けや、散骨地への訪問が考えられます。専用の船での訪問も選択できます。
3. 家族間の意見の不一致
海洋散骨の選択時、家族や親族間での意見の違いが生じることがあります。伝統的な墓の扱いや相続の問題も考慮されることがあります。大切なのは、生前に家族間でこの問題をオープンに話し合うことです。理解とリスペクトをもってコミュニケーションをすることが重要です。専門家のアドバイスも求めることができます。
まとめ
以上、海洋散骨の利点と注意点を説明しました。散骨を考慮する際、しっかりと理解し、家族や親族とのコミュニケーションを大切にしてください。湘南海洋葬は、乗船散骨、代行散骨などのプランを提供しています。各プランには独自のメリット・デメリットがあり、最適な選択は状況や希望によります。経験豊かなスタッフが最適なプランを一緒に検討しますので、気軽にご相談ください。疑問や懸念があれば、スタッフにお問い合わせください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。このブログを読んだ方は、散骨や墓じまい、終活などに興味関心がありインターネットで検索されたものと思います。ただ、終活やお墓のお悩みは百人百様です。「こうすれば良い」という一律の答えはなく、インターネットを検索したり、本を読んだりしてみたものの選択肢が広がって逆に迷ってしまい、なかなか具体的な行動に移せない方が多いのではないでしょうか。
湘南海洋葬では、逗子葉山地域を中心に、様々なタイプの樹木葬や永代供養墓をご紹介しています。電話のほか相談窓口でのご相談も随時受け付け、終活カウンセラー資格を持った専任スタッフが疑問や不安にお応えしています。地域の石材店さんや墓じまいが専門の行政書士の先生と連携しているため、「墓じまいをしたいが、お寺とトラブルになった」といった場合もサポートいたします。 ご供養は亡くなった方はもちろん、今を生きる私たちのためのものでもあります。現代の暮らしにあった形で、一人でも多くの方が納得いくご供養の形を見つけられるよう、お手伝いできればと考えています。
